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GOETHE 鐘撞正也の住宅しゃべり場!Vol.19


大論争の新国立競技場問題。
鐘撞さんはどう思う?

 今回はこの連載では初めて、時事ネタにひと言!そう、あの新国立競技場。建築家として思うところあったこの一件。実は家づくりにも大きく関わる話なのだ。
 今回の騒動の一因は、もちろん予算の逸脱。コンペの際、費用は条件のひとつだが、初期の段階で建築家自身が正確な費用を把握するのは実は難しい。概算を出すにはまず、確定したデザイン案が必要であり、その案をゼネコンなどに依頼して積算するからだ。ザハ案も同様だと思うが、それでもあくまで概算。正式な見積もりは、詳細な図面や構造計算などの実設計を経ないと出せない。2012年にザハ案に決定後、ここに来て金額が明確になったように、それには通常2年程度もの時間を要す。そして現在、日本の建築界は資材や人件費が高騰。さらに問題なのは工期。革新的な建物を短期間で一気につくろうとすれば、工賃が上がるのは当然だ。ゼロベースで再考したところで、工期が迫るなか200億円以内に収まる可能性は低い。


 これは家づくりでもある話。一般的な設計事務所の見積もりはあくまでも概算。デザインと施工の関係も希薄なので、案が具体的になった時には予算オーバーに、という悩みは今もよく聞く。フリーダムでも初期の案はあくまでも基本構想だが、大きく違うのは、豊富な過去実績のデータの蓄積により綿密に見積もりをとるので、概算が現実に近いこと。初期の段階から予算を見据えた家づくりができる。
 公共事業のような象徴的な建築と異なり、一般の家づくりでは予算は最大のウェイト。だから、住宅を扱うデザイナーは「デザインは予算ありきだ!」とするぐらいの認識を持つべき。その考え方が定着しなければ、いつまでたっても「住宅を設計事務所に依頼する」ことが一般的にならないと思うのだ。
 また、工期が費用上昇の要因である以上、新国立競技場も倍の見積もりになった時点ですぐに止めて計画変更をするべきだったと思う。公共事業にありがちな無責任な体制が判断を遅らせ、結局工期を短縮せざるを得なくなり、さらにコストが上がる……という悪循環。さらに、建設計画の決定前に旧国立競技場を解体したところにも問題が。早く建設に着手し工期を稼ぐためと推測するが、もし自宅改築の時、家を先に壊したうえに費用が倍だと言われたら?(笑)
 今回、家づくりという視点でも改めて深く考えさせられた新国立競技場問題。個人的には、工期や予算を考えれば、リサイクルやエコという観点から「仮設」競技場で開催するのもありだと思う。そのぐらいの思い切った案をぜひ期待したい!


Text=牛丸由紀子 Photograph=柳内 悠 Illustration=村林タカノブ

鐘撞正也の住宅しゃべり場!vol.20

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