江戸川区の
注文住宅と建築実例

江戸川区の総面積は49.09平方キロメートルです。また、江戸川区が公表している2020年3月1日時点での人口は男性約35万2000人、女性約34万6000人で70万人ほどとなっています。世帯数は約34万5000です。
参考：「町丁目別世帯と人口・年齢別人口報告〈2019年度〉」

交通アクセスはいくつかの鉄道路線があり、合計12の駅が利用できます。JR総武線の駅である平井駅、小岩駅、JR京葉線の葛西臨海公園駅などJR線では3つの駅が利用可能です。京成電鉄では京成小岩駅と江戸川駅があります。東京メトロ東西線には葛西駅と西葛西駅の2つの駅が利用できます。さらに、都営地下鉄新宿線には東大島駅、船堀駅、一之江駅、瑞江駅、篠崎駅があるため、電車での交通アクセスは良好で便利な土地柄といえるでしょう。都営バスも駅前に停留所があることが多いため、普段の生活でも車は必要ない場合が多いでしょう。車を利用するときは大きな幹線道路である環状7号線、京葉道路、蔵前橋通りがあり、こちらも便利です。

江戸川区にはさまざまな23区1位の項目や全国有数の名産品があります。たとえば、全国でトップクラスといわれているのは、金魚の養殖です。江戸川区は日本の「三大金魚生産地」のひとつにあげられているのです。もちろん、品質もトップクラスであることでも知られています。金魚の養殖は明治時代から始まり、長い歴史があることから「日本観賞魚フェア」や「金魚まつり」などが江戸川区で毎年開催されています。

そのほかに23区1位を誇るのが、小松菜の収穫量です。小松菜は江戸川区発祥の野菜で、東京都のなかでも収穫量は約40%のシェアがあります。新鮮な小松菜が食べられるのが江戸川区です。また、アサガオやポインセチア、枝豆など花や野菜の出荷量も23区1位であり、都心に近いにもかかわらず多くの野菜が育てられている土地柄であることも注目したいポイントといえるでしょう。

さらに、緑が多いのも江戸川区の特徴のひとつです。公園の総面積は23区のなかで1位を誇り、779万2503平方メートルが公園として整備されています。区民ひとりあたりの公園面積は約10平方メートルで、こちらも23区１位です。近くに公園があるのは、生活にうるおいができるため住みやすいと感じられるでしょう。公園の数は487カ所もあり、水遊びができたり、散策ができたりするので週末にリフレッシュすることができます。川が多い区であることもあり、日本初の親水公園が造られたのは江戸川区です。区内には5つの親水公園があります。

江戸川区は主に6つのエリアに分けられます。注文住宅を建てるときにはそれぞれの地区の特徴を知っておくことも大切です。小岩地区はJRや京成線が利用できるエリアで、古くからの商店街があり、暖かい雰囲気が魅力です。また、江戸川の河川敷ではジョギングや散歩を楽しめるでしょう。鹿骨地区は落ち着いた住宅エリアで花の栽培が盛んです。また、江戸川区花火大会の会場でもあります。

中央地区には多くの公共施設があり、自然も豊富なエリアです。親水公園が2つあります。小松川地区は住宅が多く荒川や旧中川に囲まれた立地であるため、季節ごとにさまざまな木々や植物を楽しむことができるでしょう。水辺でリラックスできます。葛西地区は東京メトロ東西線などが主に利用できるエリアで、比較的若い世代から支持されていて江戸川区のなかでも「住んでみたい街」にあげられています。東部地区は臨海エリアで区画整理が進んでいるために、解放感が感じられるエリアです。快適な住環境といえるでしょう。

それぞれのエリアの特徴を知ったうえで注文住宅を建てることを検討しましょう。江戸川区では「江戸川区住宅マスタープラン」があり、住宅や環境の変化に対応するために、区民が安心で快適に過ごせるように区民と関連する事業者や区が共有する目標を掲げています。「江戸川区住宅マスタープラン」は区のホームページや区役所の住宅課、区民課や図書館でも閲覧することが可能です。

安全に長く暮らすためには区の災害対策も確認しておきましょう。災害に強いまちづくりを目標として、区ではさまざまな土地区画整理事業、木造密集地の改善を進めています。また、都市計画道路や公園などの都市基盤整備にも着手しています。さらに、災害時には火災が発生しやすいです。たとえば、地震のときには防火対策を考えておかなければ、大火災に発展しかねません。そのため、江戸川区では火災の被害を最小限にするために、区内全域に約5000本の消化器を配置しています。さらに、地震に強いまちづくりの一環として、区が委託している専門の「耐震コンサルタント」を派遣して、住宅の耐震に対する調査や相談を無料で行っています。

災害時には水の確保が大切です。区では全区民の14日分の飲料水を確保しており、万が一のときには給水所や応急給水槽で水の配給を受けることができるでしょう。さらに、小学校や中学校などの指定避難所には備蓄物資としての食糧や、毛布などが保管されているので安心です。また、江戸川区は川が多いため、水害が発生したときの避難対策も講じています。荒川が台風で氾濫した場合には浸水被害が想定されるでしょう。区は大規模な水害が発生する1日前には広域避難勧告を発表し、早めの避難を促すような対策を検討しています。

子育て中の家庭では、十分な子育てサポートが受けられるかが気になるでしょう。江戸川区では、保育ママとして登録している人数がほかの区よりも多くなっています。困ったときに子育て経験豊富な保育ママのサポートが受けられるのは力強いです。176人の保育ママが江戸川区で活躍しています。また、共働き世帯では、どうしても帰宅時間が遅くなってしまうことで子供がひとりで留守番をしなければならないというケースが想定されます。

夕食の準備ができないときには区で開催している「子ども食堂」がたくさんあるので、調べてみましょう。地元のボランティアの人たちが運営している「子ども食堂」はそれぞれの地区のボランティアの方々でお互いに協力、連携しているので子育て中の家庭には心強い存在といえます。さらに、区に申し込みをすれば、自宅まで食事を届けてくれるサービスが受けられます。そのほかにも区の一定の審査をクリアできれば、食事支援ボランティアが家に来てくれて食材の買い出しから調理、片付けまで行ってくれるサービスがあります。また、区の仕出し弁当組合がつくった手作りのお弁当を100円で届けてくれる事業もあるため、子供がいて多忙な共働き世代に対して利用価値の高いサポートが受けられるのが江戸川区の魅力です。

江戸川区立保育園では子育て支援を積極的に行っています。事前に予約すれば保育園にあそびに行くような気軽な気持ちで子供と遊ぶことができます。砂場や三輪車が利用できたり、プールで遊ぶことができたりします。また、育児相談も行っており、子育てに関するさまざまな悩みを聞いてもらうことも可能です。

江戸川区は公園の数が23区のなかで最も多く、川辺の美しい風景が季節ごとに楽しめます。また、野菜などの栽培も盛んな土地柄です。都心で共働きをしている夫婦であれば、帰宅してほっとひと息つける環境が整っています。江戸川区内での土地探し、注文住宅の設計や建築、そのほかに住宅に関わる悩みがあれば建築設計事務所「フリーダムアーキテクツ」に相談してみましょう。