腕の良い大工に頼みたい!見分けるポイントとは?

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家づくりの方法が多様化する中、家の造り手の様相も大きく変化しました。
かつては家づくりといえば大工の腕の良し悪しで決まるという時代がありましたが、プレカット工法の普及によって職人気質の大工が減ってしまったという現状があります。

しかしそれでも、大工の腕前はいまだに家の仕上がりを左右する大きな要因となります。
そこで、この記事では、大工の腕の良し悪しを見分け、良い大工に出会うためのポイントについて紹介します。

 

腕の良い大工が減っているって本当?

時代とともに腕の良い大工が減ってきているといわれていますが、なぜこのような状況になってしまったのでしょうか。

理由として考えられるのは、木造住宅の建築方法が従来の在来工法からプレカット工法へと大きく変わったことです。
近年では木造住宅のほとんどが、プレカット工法によって建てられるようになってきています。

 

プレカット工法とは、建築資材を工場であらかじめ(pre)切断(cut)してから現場に搬入する工法のことです。現場での大工の仕事は、運ばれてきた資材を組み立てるだけになります。
これまで木造住宅の主な工法は、在来工法と呼ばれるものでした。在来工法は、大工が建築現場で一本ずつ木材を加工して組み立てていく工法です。
この工法では、大工が木材を加工するところから手作業で行うので、時間も手間もかかってしまいます。
そこで、工期をできるだけ短縮し、費用を安く抑えるためにプレカット工法が急速に普及するようになりました。

 

在来工法には、木造住宅を建てる上で必要な技術がたくさん使われています。
木材を加工する段階では、墨壺と呼ばれる道具を使って芯墨を打つ墨付けや、さしがねをつかって線を引いて木材をカットしていく刻みといった、大工としての基本的な技術が必要となります。

在来工法で家を建てる場合、大工は嫌でもこうした技術を身につけなければなりません。
また、それぞれの木材の性質を活かして一本一本加工するため、木に対する深い知識も備えておく必要があるのです。

 

一方、プレカット工法では機械で画一的に木材をカットしていくため、木の特徴を活かすということはありません。

つまり、木に対する知識も在来工法の技術も、身につける機会がなくなってしまうのです。プレカット工法には、加工品質を一定に保つ、工期を短縮する、人件費を削減するなど、多くのメリットもあります。

しかし、長い目で見ると大工としての技術を受け継ぐチャンスがなくなり、腕の良い大工が減ることにつながっているといえるでしょう。

 

お抱え大工の質をチェック!

家づくりを工務店や住宅メーカーに依頼する場合は、業者のお抱え大工が施工を行うことになります。

 

自分では大工を選ぶことができないので、大工の腕前が気になるところですよね。そこで、大工の腕の良し悪しをチェックするポイントをいくつか紹介します。

大工の腕前は、完成した建物を一般公開する完成現場見学会でチェックすることが可能です。ここでは、細かな造作仕事が丁寧に行われているかをしっかり確認することが重要になります。

 

まず、壁や床板、巾木をチェックしてみましょう。それぞれの接合部分がピッタリ合わさっているでしょうか。ここは本来ズレやすき間があってはならないところなので、1ミリのズレや髪の毛1本ほどのすき間であったとしても、それは丁寧に仕事をしているとはいえません。

部屋の入口部分にある木枠など、見えにくい箇所に「バリ」がないかどうかもチェックしましょう。

バリというのは、カットした木材にできるささくれのことで、本来であれば接合する前にヤスリなどをかけてきれいにしてから組み立てなければなりません。
しかし、完成した木枠にバリが残っていれば、腕が悪いか、あるいは道具の手入れを怠っているかということになります。

このような人目につく部分が雑な仕上がりであれば、隠れた構造部分はもっとひどい仕事をしている可能性があります。
階段や窓枠の仕上がりなど、細かいところもしっかりチェックしてみると、大工の腕がどの程度のものか素人にもわかるでしょう。

 

現場見学会には、建物が完成してから行われる完成現場見学会だけでなく、建物の構造部分ができた段階で見学することができる構造現場見学会というものもあります。
大工の腕をしっかりチェックしたいなら、構造現場見学会にも参加してみることをおすすめします。構造現場見学会では、完成現場見学会では見られない建物内部の様子を見ることが可能です。
建物の基礎となる構造部分で大工がどのような仕事をしているのか確かめてみてはいかがでしょうか。

 

相談のしやすさもポイント!

家づくりには長い時間がかかります。いくら腕のいい大工でも無愛想で話しにくかったり、相談しにくかったりするような人では安心して施工を任せることができません。

きちんと仕事をしてくれているのか不安になってしまうでしょう。そこで、大工の人柄を見分けるポイントについて、いくつか紹介します。

 

まず、棟梁の雰囲気をチェックしておきましょう。大工仕事に誇りと信念を持っていて、現場を大切にしていることが伝わってくるでしょうか。

また、タバコを吸いながら作業していないか、ゴミを散らかしていないかなど、現場の様子も確認しておくべきポイントです。廃材や資材は1カ所にきちんとまとめてあり、雨にあたらないように覆いがされているでしょうか。

資材の管理がいい加減だと、近所からクレームが来ることにもなりかねません。タバコの吸い殻が散乱しているなどというのは論外です。
良い現場というのは、管理が行き届いていて整理整頓が徹底されているものです。建材や道具も大切に扱っていますし、掃除も行き届いています。

腕の良し悪し以前に、こういった基本的なことがしっかりできていない大工には、大切な家づくりを任せることができません。

 

また、大工と気軽にコミュニケーションが取れるかどうかも重要です。現場のことに口出しするなというような大工では、気になることが出てきても気軽に聞くことができないでしょう。

また、長い工期の中、工事が当初の予定通りにいくとは限りません。想定外のトラブルが起こり、施主と大工が相談しなければならない状況になることも十分にあり得ます。

そのため、施主と大工が普段からコミュニケーションを取っておくことが大切です。施工中でも気兼ねなく質問し、嫌な顔をしないできちんと答えてくれるような大工なら、安心して任せられるといえるでしょう。

 

後悔しない家選びのために

木造住宅の工法が変わった影響を受けて、腕の良い大工が少なくなってきている現状があります。安心して暮らせる家を建ててもらうには、良い大工に施工を依頼することが重要です。

 

細かな造作仕事まで手を抜かずに丁寧な仕事をしてくれて、人当たりが良く相談しやすい大工を選べば間違いないでしょう。

そのためには、大工の腕を見極めるポイントを知ることや現場見学会などに何度も足を運ぶ行動力が必要になります。家づくりを成功させるために、良い大工を自分の目で見分けられるようになりましょう。

 

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