フリーダムの設計者に聞いてみました – ショールーム見学と家具選びのポイント編–

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家づくりが進むと、ショールームに行く機会や新居に合わせて家具選びを始められる方も増えてきます。しかし、ショールーム見学のポイントや家具選びにも押さえておきたいポイントがあるのはご存知でしょうか?

そこで、ショールーム見学と家具選びのポイントを伺ってきました。お話をしてくださったのは、フリーダムアーキテクツの岩堀さん、冨谷さん、武田さんの3名です。

質問①:ショールーム見学に行くときのポイントって?

岩堀さん:ショールームに行かれるお客様にいつもお伝えしているのが、「ぜひ実物に見て、触れて体感してください」ということです。壁材ひとつにしても、サンプルで見る小さいものと、壁一面に貼られたものでは違って見えることもありますし、画像で見て「素敵!」と思った商材が、実物を見ると「なんか思っていたのと違う…」と感じることもあるからです。またショールーム見学に行くときには、図面を持っていくのがオススメです。フリーダムでは、事前にショールーム担当者へ図面を送ることが多いのですが、図面があることで計画中の建物と商材のミスマッチを防げることもあるからです。例えば、キッチンを想定よりも大きなサイズの商品をショールーム担当者さんに紹介されてしまっても、困りますよね。

冨谷さん:たしかに。計画が具体的になっていると、図面は必須で持っていくのが良いですね。私は、実際に使う様子をリアルに想像することも大切だと思っています。なので、キッチンや洗面台などの使い勝手を確認するときには、スリッパに履き替えるなど家の中での目線で体感してみてくださいとお伝えしています。完成宅で「使い勝手の良い高さと違う」とならないようにするためにも、ヒールのある靴のままで確認することは避けた方が良いです。スリッパは、ショールームで準備してくれていることも多いので、持っていない時は聞いてみてください。

武田さん:スケール(メジャー)を持っていくこともオススメです。ショールームは広い空間に商材が置いてあるので、図面を見てキッチン周りなどの人が通る幅を確認することや、棚などの幅を測り、置きたい家電や物が置けるかを確認しやすくなります。キッチンとセットになっているようなカップボードであれば、多くのキッチン家電がおきやすい幅になっていますが、インテリア家電などではサイズが大きいものも増えてきているので、行く前に寸法をメモして持っていくのもポイントです。

岩堀さん:実物を見るって大切ですよね。キッチンの高さなど、スタジオでスケールを使って「これが90cmです」とお伝えしても、使い勝手まで想像するのは難しいかと思います。ショールームでは、キッチンの高さや引き出しの開けやすさなど、普段意識していないところを体感することが大切だと思います。もし、キッチンの高さに迷うのであれば、今使っているキッチンの高さが使いやすいかどうかを基準にすると、イメージしやすくなります。高さがあっていないと、腰痛になることもあるので。

冨谷さん:キッチン選びで言うと、アイランドキッチンやペニンシュラキッチンのような“魅せるキッチン“にしたいときは、先にキッチンを決めてから床材を決めるのがオススメです。メーカーにもよりますが、床材に比べキッチンの方が色やデザインの幅が限られています。そのため、気に入ったキッチンを見つけてから、そのキッチンに合う床材を決める方が統一感を持たせた空間づくりがしやすくなります。

武田さん:もし床材が先に決まっているなら、床材のサンプルをショールームに持っていって実物のキッチンに合わせてみてください。床材を実物の家具に合わせてみると、家具が想像とは違った見え方になることもあります。キッチンで気に入ったデザインが見つからないときは、腰壁を設置して好きなデザインで覆ってしまうという手もあります。最後に、せっかくショールームに行くのならば、見積もりだけでももらっておくと他との比較がしやすくなりオススメです。

質問②:統一感ある空間にしたい!置きたい家具から決めるべき?壁や床などの空間から決めるべき?

武田さん:「統一感のある空間にするために、イメージってどこまで固めればよいのだろう?」と迷う方もいらっしゃいますよね。もちろん細かいところまで決めてしまってもよいのですが、漠然としたイメージでも大丈夫です。ナチュラル系が好きなのか、インダストリアル系が好きなのか。暖かい雰囲気かクールな雰囲気かなど、どんな空間が好きかをざっくり掴かめればOKです。ただ、使いたい家具が決まっている方は、必然的に家具→空間の順番で決めていくことになるので、初めの段階でサイズ感や家具の色を知っておきたいです。

冨谷さん:特に、土地探しからの方で嫁入り道具のタンスなど家具が大きい場合は、土地探しの段階からプランナーに伝えるのがベストです。置きたい家具を置いても希望の広さを確保した住まいにするために必要な広さを検討した上で、土地探しをすることができますので。都内などの狭小地で土地を決めて詳細設計まで進んだのに、「絶対使いたい家具が入らない!」、「欲しかったリビングの広さを確保出来なかった」ということを、防げます。

岩堀さん:最近ではPinterestやInstagramなどを見て、「こういう空間にしたい」と理想のイメージを見つけられる方が多い印象です。私たち設計者はその画像を見たとき、その画像の“空間”が好きなのか、そこに置いてある“家具”が好きなのかを見極めながら、形作っていくことが多いですね。本音を言えば、現在住まわれている家にお邪魔させていただきたいです(笑)今住まわれている家を分析すれば、好きなインテリアの系統が自ずと見えてきますからね。

冨谷さん:空間と家具の統一感を重視したいならば、家具を造作するのもひとつの方法です。例えば、ソファーを置く代わりに造り付けのベンチにするなどですね。造作家具は、家具を家具っぽく見せたくないときなどにオススメです。家具を全て造作にするのであればプランナーと相談し、間取り作成のタイミングから計画に組み込んでいくことが多いです。

武田さん:詳細設計を進めていく中で、ここは造作にした方が空間を綺麗に統一感が出せると思うと、その時にご提案することもあります。例えば私が担当した『ソラノスキマ』です。このお宅では、テレビボードとスタディスペースを一体にした造作家具を作りスッキリと見えるようにご提案した一例です。造作家具は費用が高くなるイメージがあるかと思いますが、コストをおさえるポイントがあります。それは、引き出しを作らないことです。造作家具では引き出しのような「箱」があると費用が高くなってしまうので収納空間では、扉を開き戸にして中を棚にするのがオススメです。基本的に作り方がシンプルな方がコストはおさえられます。また、もし造作家具で引き出しを作るならば、あまり細かく区切らないことをオススメします。何十年と暮らしていると、収納する物の種類も変わってきますからね。

CASE584 ソラノスキマ

質問③:インテリアの色を決めるときのポイントが知りたい!

冨谷さん:インテリアを選ぶとき、色の種類は3種類~4種類までにおさえることをオススメしています。あれもこれもとたくさんの色を取り入れると、まとまりのない部屋になりやすいので。家具を引き立たせたいならば真っ白な空間にすることもオススメです。部屋を真っ白にして、家具で色を足していくイメージです。

武田さん:部屋の中でアクセントにしたいものを絞ることも大切です。アクセントがいくつもあると、結果どれも目立たなくなってしまいます。部屋の中で「これ!」と決めたものを引き立たせることを意識すると上手くいきやすいですね。

岩堀さん:目立つ色、例えば赤色のソファーを使いたいという場合、どういった壁材や床材が合うのかって難しいですよね。際立たせるのか、馴染む空間にするのかでも印象画変わってきますので、お気に入りの家具や取り入れたい色がある時は、設計者に相談していただけたらと思います。

冨谷さん:色といえば、ご夫婦で家を建てる場合、お二人の好みの色が違うことも少なくないです。その場合には、ここの部屋は旦那様の好み、ここの部屋は奥様の好みなど、部屋ごとに分けてしまうことをオススメします。同じ空間の中で中間を取ると、どっちつかずの空間になってしまいがちです。こういった場合には、夫婦間だけで解決しようとするのではなく、設計者も交えて相談することがベストです。どうしても主張の違う二人で話すと平行線になりがちなので、ぜひ三人で話して解決策を探りましょう。

いかがでしたか?

新築で家を建てるのであれば、統一感のある気持ちのいい空間にしたいと考えているけれども、どんなポイントを押さえておくと良いのかわからないという方にも、とても参考になるような内容だったのではないでしょうか?ショールーム見学も、ちょっとした工夫でよりより有意義な活用が出来そうですね。

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実例のご紹介

今回、お話してくださった3名の実例をご紹介します。

◆冨谷さん:関東エリアを担当
CASE685 flat scale

◆武田さん:関東エリアを担当

CASE584 ソラノスキマ

◆岩堀さん:関東エリアを担当

CASE694 Veil(ベール)

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