注文住宅への影響大!土地の形状を意識しよう!

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注文住宅を建てるために土地を購入しようと考えているのなら、少なくとも土地の形状はチェックすべきです。
土地というと正方形や長方形の物をイメージする人が多いかもしれませんが、実は世の中に出回っている土地は、そのように整った形の物ばかりではありません。
いびつな形をしたものや間口の狭いものなどいろいろな形状の土地があります。
土地によっては一般的な形の建物を建てにくいものもありますから、それぞれの形状の特徴についてきちんと知っておきましょう。

土地の形にはこだわるべき?購入経験者の意識調査

まずは、住宅を建てるための土地を購入するとき、どれくらいの人が土地の形状にこだわるのか、アンケートを取って調べてみました。

【質問】
住宅を購入する際、土地の形状にはこだわりましたか?

【回答数】
こだわった:117
こだわっていない:51

調査地域:全国
調査対象:20歳以上の男女
調査期間:2017年03月31日~2017年04月06日
有効回答数:168サンプル

土地の形状にこだわった人が約7割

今回のアンケートでは土地の形状にこだわったと答えた人が全体の約7割を占めました。こだわった人のコメントは次の通りです。

・敷地内に段差がないことと、建物や家庭菜園の配置がしやすいなるべく凹凸のない四角い形状。(40代/専業主婦・主夫/女性)
・正方形で整形されて接地する道幅が広い場所を選びました。(50代/会社員/男性)
・最近長方形のものが多いように思いますが、しっかりと庭もほしかったので、できるだけ広い土地を(長細くないものを)探しました。(30代/パート・アルバイト/女性)

土地の形状にこだわったと答えた人のコメントを見ると、きちんと希望する形の建物を建てやすいように、整形された土地を選んでいる様子がうかがえました。
土地の形状にこだわったことによって、建物や庭、駐車スペースなどをどこに配置するかを自分の理想に合わせられた人が多いようです。
一方、形状にはこだわっていないと答えた人のコメントは次の通りです。

・土地の形状にこだわりたかったが、希望する場所に希望する形の土地がなかったから。(40代/パート・アルバイト/女性)
・立地にはこだわりましたが、土地の形状はとくに気にしませんでした。(40代/会社員/男性)
・形状よりも価格の安さにこだわりました。(20代/会社員/女性)

形状にこだわっていないと答えた人のコメントを見ると、土地の形状以外の条件にこだわっている様子がうかがえます。
特にこだわった条件として挙げている人が多かったのが「立地」と「安さ」でした。立地の良い土地はどうしても価格が高くなりがちなため、立地の良さにこだわってしまうと形状については妥協せざるを得なかったのかもしれません。
また、形状が悪い土地は価格が安くなることが多いため、価格を重視した人が形状にこだわっていないと答えているのもうなずけます。

今回のアンケートの結果から、土地の形状は立地や日当たり、価格などと同じように、土地探しでこだわるべき条件のひとつなのだということがわかりました。
では、こだわるべき土地の形状にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

土地の形状は種類が豊富!?形の違いと特徴

土地の形状にはいろいろな種類があります。代表的な土地の形状を挙げると次のような種類があります。
・正方形や長方形
正方形や長方形の土地はほとんどが宅地用に整形されている土地です。ハウスメーカーが造成した分譲地などに多い形です。
正方形に近いほど建物を建てやすく人気があります。逆に長方形でも間口が狭すぎたり、奥行きが短すぎたりすると使い勝手が悪いため敬遠されます。
・三角地
道路などの関係で三角形になってしまった土地です。頂点の部分の使い勝手が悪く、デッドスペースになりやすいため、敬遠されがちな土地です。土地の形に合わせることで個性的な建物になりますが、狭い土地に建てたときには、建物内の部屋の配置や家具の置き場所に苦労することが少なくありません。
・旗竿地
名前の通り旗竿の形に似ているL字型の土地です。道路に接している部分男間口が狭いと、竿部分を通路にしか使えません。
周囲を隣接する家に囲まれてしまうと日当たりや風通しが悪くなりやすい、条件があまり良くない土地です。
旗竿地を購入するのであれば、竿のある位置と方角、竿の幅を気にする必要があります。
・いびつな形の土地
周囲がいびつな形をした土地は、購入価格は安いものの、外周の長さが長くなる分だけ、外構工事の費用が高くつきます。
建物を建てられる場所も限られることが多く、形状によってはあまり家を建てるのには向かない場合もあります。

詳しくは、土地の形には種類がある!土地購入時の形状の違いによる影響は?をご参照ください。

土地の形状を意識するなら… 整形の有無を考えるべき理由

形状が悪い土地はきれいな形に整形された土地よりも安く売られるのが普通です。
しかし、いくら安く買うことができても、整形しなければ家を建てられない土地である場合もあります。せっかく安く購入したのに、買った後で整形する必要に迫られて余分な費用を支払うことになると、かえって高くつくことにもなりかねません。
土地の形状はあまり気にならないという人でも、形状が悪いために家を建てられないということになれば気にせざるを得ないはずです。
いくら安く購入できても、後で整形が必要になる土地を購入するのであれば、最初から整形された土地を検討したほうがよいでしょう。

詳しくは、土地購入の際は土地の形状にこだわるべき?土地整形の有無を考えてみるをご参照ください。

旗竿地の土地購入!メリットとデメリットは?

形状の悪い土地の代表格に旗竿地があります。旗竿地の一番のメリットは、形の悪さゆえに安く購入できるという点です。建物の建つ部分が道路よりも奥に入っているため多くの場合は静かです。
また、評価額が低いということもあって、固定資産税も安くなります。一方デメリットは、竿の部分の幅に使い勝手が左右されやすい点です。
竿が細いと通路にしか使えないのに、その部分の固定資産税も納めなければなりません。竿の部分の幅が十分にあるときは駐車スペースとして使うことができますが、ギリギリ車が停まるくらいの幅の場合には注意が必要です。外構に道幅を取られてしまって、結局購入後に車を停められないことがわかったということもあります。
竿部分の奥行きがあると、通路にしか使えないのに、固定資産税がかかってくる部分が多くなります。プライバシーも保たれにくく、風通しも悪くなる傾向が見られるため、よほど立地など他の条件がよい場合でなければ購入はあまりお勧めできません。

詳しくは、注文住宅のための土地購入!旗竿地にしても問題ない?をご参照ください。

狭小地はあり?特殊形状の土地を購入するメリットとデメリット

狭小地をはじめとする特殊形状の土地には次のようなものがあります。いずれもメリットはきれいな形の土地よりも安いという点ですが、それぞれデメリットがあります。
・狭小地
面積が極めて狭い20坪以下の土地です。狭小地は形状にも問題があることが多く、建物を建てにくい点が一番のデメリットです。
建ぺい率や容積率が低く抑えられている地域にある場合、建物を建てる場所がほとんどなくなってしまう可能性もあります。
よほどのよい条件が他にない限り、家を建てるための土地としてはおすすめできません。
・傾斜地
斜めになっている土地です。そのままでは建物を建てられない部分が多く、設計によって傾斜を活かした建物を建てるか、削ったり土を盛ったりして土地の形を整えるかする必要があります。
・高低差のある土地
土地の中に高低差がある場合には、高低差を活かした設計にするか、土地を整形して高低差を無くしてから家を建てるかの選択をします。
周りの道路や隣地よりも高い場合には、擁壁の工事費を負担しなければなりません。
・無道路地
土地のどの面も道路に面していない土地のことです。周りを完全に隣接する建物に囲まれている土地で、隣地の敷地内を特別に通行させてもらっているようなケースがあります。
このような土地に新築で家を建てることは、建築基準法で認められていません。中古住宅が建った状態で購入しても、建物を一度壊してしまうと新たに建てることができません。
もしこのような土地を購入してしまった場合には、周辺の土地も購入して、道路に出られるようにする以外、家を建てる方法がありません。

詳しくは、土地探しは土地の形を意識しよう!狭小地や特殊形状の特徴まとめをご参照ください。

まとめ

土地にはさまざまな形のものがあります。土地の形状はその上に建つ建物の大きさや形にも影響を及ぼします。
土地の形状によっては、建物を建てられる位置や形が制限されることもありますから注意しましょう。
注文住宅を新築するための土地を購入するのであれば、土地の形状についても理解を深めておくことが大事です。
正しく土地の形状の特徴を理解できていれば、理想の家を建てるのにメリットがある最適な土地を選べるはずです。

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