注文住宅の相場・費用はいくら?予算の決め方のコツと建築費別の実例紹介

172,359 view

写真:CASE | 495 舞台の家 (注文住宅の設計デザイン:フリーダムアーキテクツ

 

 

なるべく相場よりも安い価格で、賢く家づくりをしたいものですよね。そのためには、注文住宅を購入するための全体予算を知り、どんな費用がかかり、どんな要素が住宅取得金額に影響するのかを把握する必要があります。
住む地域によって土地や建築費の相場が違いますし、建てる敷地面積や住宅構造などによっても費用や価格は変わってきます。それぞれの要素をきちんと見極めることが、賢く住宅購入するコツです。
この記事では、「注文住宅の相場」「建築費別の建築実例」「資金計画の立て方」「費用・予算の節約方法」を解説していきます。

地域によって違うのは土地代だけじゃない!地域別の建築相場と広さ

「2015年度フラット35 注文住宅融資利用者の主要指標(注文住宅全体)」で注文住宅の予算相場を見ていきましょう。
まず全国平均では、住宅面積平均が129.4平方メートルで建設費は3,226万円となっています。1坪は約3.3平方メートルですから、129.4平方メートルは約39坪です。
これを地域別に見ていくと、首都圏の住宅面積平均は171.8平方メートル(約52坪)建設費3,508万円、近畿圏の住宅面積平均は199.2平方メートル(約60坪)建設費3,264万円、東海圏の住宅面積平均は238.0平方メートル(約72坪)建設費3,354万円、その他地域の住宅面積平均は288平方メートル(約87坪)建設費3,025万円となります。傾向として、首都圏の坪数は一番狭いのに建設費は一番高くなっています。
次に建設費が高いのは東海圏ですが、その分だけ坪数は全国平均と比較してもかなり広いため、費用の割合は首都圏ほど高くありません。そして、やはり三大都市圏以外の地域では、敷地面積を広く取ることができ、なおかつ建設費も安く済む傾向にあります。こう見ていくと割高なのは断トツで首都圏です。
しかし融資金を比較すると、どこの地域もさほど差はないのに対し、用意できる手持ち金は首都圏の世帯が一番高い傾向にあります。
続いて東海圏、近畿圏、その他地域と続きます。年収の高い世帯が首都圏や三大都市圏に集中していることがわかりますね。

経験者に聞いた!注文住宅を建てたときの金額はいくら?

実際に注文住宅を建てた際にかかった金額はいくらなのでしょうか?

【質問】

注文住宅で家を建てたときにかかった金額はトータルでいくらになりましたか?

【回答数】

2,000万円台:71

3,000万円台:62

4,000万円台:34

5,000万円以上:21

調査地域:全国

調査対象:【年齢】20 –

調査期間:2017年03月21日~2017年03月27日

有効回答数:187サンプル

調査元:サグーワークス

安く建てるには業者とうまく打ち合わせをするのがコツ

1位の「2,000万円台」は、工務店やハウスメーカーとの打ち合わせがうまくいったことを伺わせる回答が多くありました。「3,000万円台」は年収を考えたうえで、「4,000万円台」は相場の高い地域で買ったため、「5,000万円台」は3世帯住宅だったり建物にかなりこだわったりしたという人が多くいました。

・2,000万円台

知り合いの大工さんにはじめに坪いくらで全てコミコミでやってもらったので、増減することはなかったです(会社員/女性/40代)

・3,000万円台

自分の限界がこれくらいの金額だったからです(契約・派遣社員/男性/30代)

・4,000万円台

東京だったため、地方に比べて土地代が高かったからです(会社員/男性/20代)

・5,000万円以上

3階建ての3世帯住宅を建てたからです(自営業(個人事業主)/男性/40代)”

かかった費用は割りとバラツキがある印象です。
やはり住んでいる地域や依頼する業者、どのくらいの規模の住宅を建てるかで変わってくるのでしょう。
それでは、資金計画の決め方から、予想以上に費用がかかってしまいそうな場合の予算の抑え方について見ていきます。

 

フリーダムの1000万円台の実例をみる

フリーダムの2000万円台の実例をみる

フリーダムの3000万円以上の実例をみる

予算の決め方と資金計画の立て方

住宅購入予算を決めるには、まず用意できる頭金を考えます。通常、頭金は住宅購入額の20%以上、少なくても10%は用意したほうがいいと言われています。
そこで、現在の貯蓄額から入居するための引越し費用、仮住まい費用などを引いて、いくら頭金にまわせるか計算してみてください。もし、頭金1,000万円(住宅購入額の20%)用意できるようなら、4,000万円までの住宅を購入できる計算になります。
ただし、年収や完済までの期間を考えると、一概に4,000万円までの住宅ローンを組めるとは言い切れません。それでは、住宅ローンの観点から資金計画を考えてみましょう。住宅ローンの返済はおよそ30年前後と長期間に渡ります。
ポイントは定年までに完済できるかどうか。現在35歳で定年が65歳だとしたら、65-35=30で、返済の最長期間は30年を目安にしたいところです。
また、低金利ローンは利息が少なく済むため魅力的ですが、金利変動型や固定期間選択型のケースが多く、景気の動向と関係してくるため注意が必要です。支払い金額をハッキリさせたいのであれば、多少金利が高くても全期間固定型がおすすめ。
返済期間と金利に年収を加えて、住宅ローンで融資したい金額を決めると良いでしょう。

費用を節約し、相場よりも安く予算内で家を建てるには?

注文住宅の建築費をなるべく安く抑えるには、いくつかのポイントがあります。

・仕様や設備のグレードにメリハリをつける

使う資材や設備には、安価なものから高価なものまでいろいろあります。なるべく低予算で抑えるには、たとえば壁の仕上げ材はすべてクロスにするとか、お風呂の設備は既製品のシステムバスなどにすることで実現できます。
こだわりたいところとグレードを下げられるところのメリハリをつけることで、資材や設備の費用を抑えましょう。

・複雑な形状の建物にしない

住宅は凝った形状よりもシンプルな形のほうが費用は安く済みます。
具体的には正方形の建物が安価になります。さらに耐震性もあって安定性が出るというメリットもあります。

・水回りをできるだけ集中する

キッチンは1階、洗面台と風呂場は2階など、水回りの設備が離れているとそれだけ配管設備が複雑になり、費用がかかります。
水まわり設備は1ヶ所に集中させることで配管工事費の節約になります。

・壁を少なくする

部屋数を多くするとそれだけ壁を設置しなければならず、その分だけ費用がかかります。費用を節約したいのであれば、壁を少なくしたほうが良いでしょう。
広々とした室内空間が実現でき、採光や通風の面からもおすすめです。ただし、壁が少ないため耐震補強はしっかりしたいですね。

資金計画には相場の把握が必須!無駄な費用を抑えて賢い家づくりを

注文住宅を購入するうえで、相場の把握は住宅購入の目安になりますよね。そして、的確な資金計画を立てられれば、無理のない返済を続けながら新居で暮らすことができます。
さらに、予算の節約をすれば相場よりも安く、住みたい地域で住宅を購入することも可能になります。現代は少子高齢化に伴い、将来の年金や定年に関して、不確定要素の多い時代です。
住宅購入の支払いは長く続くため、できるだけ無理をしないことが重要です。賢く資金計画を立てて、理想の注文住宅を手に入れてくださいね。

 

●●新築で平屋も検討したい方はこちらも参照!

関連記事:

◆◆注文住宅の予算はこう決める!予算決めのポイントまとめ!

◆◆新築の注文住宅を建てるために必要な費用

カテゴリー:

新着記事

おすすめ記事