毎日使うから重視したいトイレ!使いやすいサイズとは?

31,926 view

植物が好きな人は中庭を広めにしたり、読書が好きな人は壁一面を本棚にした書斎を作ったりと、自分好みの家を作ることができるのが注文住宅の良いところであり、住む人の楽しみともなるところです。
趣味や家族の団らんに使う空間と同じように、キッチンやバスルーム、トイレなどの生活空間もどのくらいのスペースを割くか自由に選ぶことができます。
毎日、ほぼ必ずといっていいほど使う場所としてトイレなどは特に重要なスペースです。ここでは、トイレのサイズについて考えていきましょう。

 

一般的なトイレのサイズってどれくらい?

トイレのサイズには一般的に大きく分けて3つのタイプがあります。基本的な広さのトイレである0.75〜1畳タイプは、奥行きは120〜160cm、幅は半間ほどになります。
この広さでは手洗い器が付いた便器が設置されていることが多いですが、小型のものを選べば手洗い器だけ別に取り付けることもできます。
次に、少し広めの1.5畳タイプは1畳タイプより間口を広くとることができ、スペースに余裕があることから手洗い器もカウンターや収納棚が付いたものを設置できます。
便器側面に50cm以上の空間を確保することもできるので、将来を考えて介護者が介助できるスペースを作ることもできるでしょう。

これよりさらに広い2畳タイプはスペースにかなり余裕があるため、男性用の小便器を取り付けることもできます。
一般的には、トイレには洋式便器を1つ設置することが多いですが、男性用の小便器を設置することができれば掃除も簡単で節水にもつながります。

 

入り口のサイズや開き方にも注目

CASE545 浮かぶイエガタ

限られたスペースの中に機能性が求められるところから、トイレの入り口のサイズやドアの開き方は慎重に考えて設計することが重要になってきます。
突然気分が悪くなった人や高齢者などが中で倒れることもありえるため、入り口のドアは引き戸もしくは外開きにするのが良いでしょう。倒れた人が搬出しやすいからです。
しかし、トイレのすぐ外の通路が狭く、ドアの開閉に必要なスペースが取れない場合は内開きにせざるをえないこともあります。

この場合は、ドアを内側へ開いたときに邪魔にならないよう十分なスペースを確保しておくことが大事です。
目安として、ドアの開口部の広さは最低でも60〜75cmは必要です。車椅子を使って生活している人にも対応するのであれば、80cm以上は必要となります。

 

スペースに合う便器選び

トイレの便器には腰掛けて使う、いわゆる洋式便器をはじめ和式便器、さらに男性用の小便器があります。一般の家庭では洋式便器が使われています。
洋式便器には標準タイプと大型タイプの2種類があり、幅は両者とも390mm程度で同じですが、奥行きが異なります。
奥行きは標準タイプが470〜500mm未満、大型タイプが500mm以上となっています。
大型タイプのほうがゆったり座ることができますが、奥行きに余裕のないトイレに設置すると、当然、便器の正面から壁までのスペースが狭くなるので、立ったり座ったりしにくくなるので注意する必要があります。

トイレを余裕のあるゆったりしたスペースにするには、小さめの標準タイプを選択するのが得策ですが、その際に気をつけたいことがあります。それは自分がトイレに求める機能です。
便器に関する技術進歩には目覚しいものがあり、暖房や消臭、温水洗浄などさまざまな機能が付いたものが開発されています。
自分が使いたい機能が装備された便器によっては、サイズが大きめのものになる可能性もあります。どうしてもその機能が使いたいから大きめの便器を設置するという場合は、便器のサイズからトイレ全体のスペースを見直す必要も出てくるでしょう。
トイレを快適に過ごせる場所にするためにも、機能を含めてスペースに合った便器を選ぶようにしましょう。

 

スペースが広く見えるタンクレストイレ

CASE588 涅の櫂

洋式便器は、便器とタンクから構成されているのが一般的です。このため、トイレ内のスペースを考える際は便器だけではなくタンク部分の奥行きも考慮しなければなりません。
ただ、どうしてもスペースが確保できない場合は、タンクレストイレを選択するという手もあります。タンクレストイレは、便器の後ろ側や横側にタンクのないトイレのことです。
上水道の水圧があがったことでタンクに貯めた水を使って流す必要がなくなり、登場した様式です。タンクレストイレでは、水道から直接水を流します。

メリットとしては、便器と壁の間にゆとりができるので、これまでより容易にスペースが確保できることが挙げられます。
タンク部分がなくなったことで便器の形がシンプルになり、平面部分が多くなって掃除がしやすいところも便利です。
反対にデメリットとしては、タンクに水をためずに直接水を流すため、水圧が低いところには設置することができません。
また、手洗い器を別に付ける必要があることにも注意が必要です。

 

手洗い器をどうする?

トイレの手洗い器には2種類のタイプがあります。1つは便器のタンクと一体化したタイプで、トイレの水を流した後、タンク上部の蛇口から出てくる水で手を洗う方式になっています。
手洗い器の場所を別に設ける必要がないためスペースを節約でき、間取りが狭いトイレでは重宝します。しかし、手を洗う位置がタンクを設置した場所に限定されてしまうことや、トイレを水洗しないと使えないなどの欠点があります。
また、タンク上での手洗いはタンク周りに水が飛び散ってしまい汚れやすくなってしまうのがデメリットとされています。

これに比べて、もう1つのタイプであるタンクから独立した手洗い器は、便器やタンクの位置に縛られず、使いやすい場所に設置できます。
トイレの水を流さなくても使えるため、パウダールームとして使えるなどのメリットもあります。スペースに余裕がある場合は、タンクから独立したタイプが便利です。
それほど間取りに余裕がないけれど少し工夫すれば設置できるという人は、壁掛け型や壁埋め込み型、さらには省スペースな小型カウンタータイプなどもあるので検討してみると良いでしょう。

 

便器前のスペースが重要

便器の種類、タンクを設置するかしないか、手洗い器を独立させるかどうかなど、トイレの構成を考えるうえでも、さまざまな選択肢があることがわかったのではないでしょうか。
1日の中でそれほど長くいる空間でもないからと、家の設計を考える際に後回しにしてしまう人もいるかもしれません。
しかし、時間は短くてもほぼ毎日使う場所で、生活していくためには必ず必要となる空間です。少しでも過ごしやすく快適な場所になるように考えましょう。
そのためのポイントとしては、便器の前に十分なスペースを取ることを忘れないようにすることです。

上面から俯瞰した図面だけで考えていると、便器や手洗い器のサイズがピッタリとトイレの中に収まっていれば良いと思ってしまいがちです。
実際には、トイレを使うために便器の前で立ったり座ったり、トイレットペーパーを使ったりする空間が必要です。
このためのスペースを、便器の前にしっかりと確保することを忘れないように確認をしましょう。

 

フリーダムには「家づくり」に関する各種相談窓口がございます。
家づくりを検討されている方、土地をお探しの方、新築・中古問わず住宅の購入を検討されている方、すでにフリーダムとご契約されている方など、
どのようなご相談にも無料でお答えいたしますので、お気軽にご相談ください。

◆◆「フリーダムが手掛けたデザイン住宅の作品集を今なら無料でお届けします。

カテゴリー:

新着記事

おすすめ記事