注文住宅の階段下スペースをフル活用!おしゃれにデッドスペースを使ったアイディアまとめ

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通常であればデッドスペースとなってしまう階段下スペースに困っている人は多いのではないでしょうか。せっかくのこだわりの注文住宅ですから、おしゃれな活用方法も知りたいですよね。

この記事では、階段下スペースをフル活用したインテリアコーディネート方法をまとめてご紹介します。

注文住宅の階段下のスペースはどんなことに使える?定番はトイレや収納

注文住宅の階段下スペースはコンパクトなため、収納やトイレとして使うのが一般的です。他には、階段下をオープンスペースとしてカウンターを付ける、テレビボードを設置する、といった方法があります。

1m程度の天井高が確保できれば、子どものおもちゃを収納できる秘密基地とする、もしくはペットスペースとして活用することも可能です。より小さな空間でも、ロボット掃除機の基地や、写真やインテリアを飾るといった使い方もできます。

住まいの間取りによって階段の位置や階段下の広さは異なるため、スペースに合った活用方法を考えてみましょう。

注文住宅の階段下をトイレにするとスペースの節約になる

注文住宅の階段下をトイレにするとスペースの節約になる!

階段下にトイレを設けることで、コンパクトな住まいでもスペースを有効活用できますが、デメリットもあります。ここでは、階段下にトイレを設置するメリットとデメリットについて見ていきましょう。

階段下にトイレを作るメリット・デメリット

階段下にトイレを設置するメリットは、狭小住宅でもスペースを有効活用できる点です。トイレを設置するはずだった空間を他の用途で使えるため、コンパクトな住まいでもデザインや間取りの幅が広がります。

また、階段は生活動線を考えて配置します。日常的に使う階段の下にトイレを作ることで、自然と使いやすい配置が実現するでしょう。

一方で、階段下のスペースは天井部分に段差があり、デザインによってはトイレに圧迫感が出る可能性があります。また、天井高が低くなりやすく、採光が難しい上、階段を登り降りする音が響きやすい点もデメリットといえます。

階段下にトイレを作るときのポイント

階段下のトイレは、天井部分の段差を活かすことでおしゃれな空間になります。壁紙の色や型を工夫するだけでも、空間を自由にデザインすることが可能です。また、ペンダントライトを吊るして階段による段差の影を映し出せば、雰囲気の良い空間を演出できます。

トイレットペーパーホルダーの近くに小さな棚を設けて、絵や小物を飾るなどディスプレイとして活用することで、快適に過ごせるトイレが実現します。

ただ、階段下にトイレを作る場合、天井高は2mほど必要です。トイレを設置した後で「思ったより天井高が低く使いにくい」と後悔しないためにも、モデルハウスなどで高さを確認しておくと安心です。

注文住宅の階段下は収納スペースの確保に最適

注文住宅の階段下は収納スペースの確保に最適!

階段下は収納スペースとしても有効活用できます。ここでは、階段下に収納を作るメリットとデメリットについて解説します。

階段下に収納スペースを作るメリット・デメリット

階段下の天井高が取れないときやスペースが少ない場合でも、収納を設置することが可能です。部屋の間取りによっては、近くの部屋で使うものを収納することで作業導線の向上が期待できます。

例えば、子ども部屋やリビングに近い場合はおもちゃを収納する、キッチンに近ければ保存食や防災用品、ウォーターサーバーのストックを置くなどです。また、季節ものやサイズが合わなくなった子ども服などを保管する場所として使えば、クローゼットの中が整理整頓され、使いやすくなるでしょう。

一方、デメリットとしては、一般的な収納スペースと比較して天井が低いことや間口が狭いことが挙げられます。奥行きが深い場合、奥のものが取り出しにくく、収納としての使い勝手が悪くなる可能性もあります。

階段下に収納スペースを作るときのポイント

階段下は窓や換気口などを設けることが難しく、風通しが悪いため、湿気対策が必要です。湿気が溜まったままにしておくとカビが発生し、人体や収納物に悪影響を及ぼす恐れがあります。

木材や石こうボードは水分を吸収しやすく、収納だからといってむき出しにしておくとカビの原因になりかねません。吸湿や放湿作用があり、湿度を一定に保つ効果のある壁紙を採用すると良いでしょう。

また、階段下にある程度の広さを確保できる場合は、照明を設置することで中にあるものを探しやすくなります。日用品や掃除道具をしまう場所として使う際には、扉やロールスクリーンをつければ見た目がスッキリするでしょう。

階段下のデッドスペースをおしゃれに活用した注文住宅の建築実例

ここからは、階段下のデッドスペースをおしゃれにリフォームした注文住宅の建築実例を紹介します。階段下スペースを有効活用するために、ぜひお役立てください。

テーブル&PC作業スペースを設置

CASE567 lokki

CASE567 lokki

階段下の空いたスペースに、壁に備え付けたテーブルやいすを置いて作業スペースに。こちらの物件では、階段下にエアコン、階段すぐそばのリビング天井に埋め込み式の照明を設置しています。黒×ビビッドピンクの差し色が空間にぱきっと映えて、おしゃれ度もUPしました。

CASE304 日向の家

CASE304 日向の家

こちらは明るめの木に囲まれた家×イエローのイスでポジティブなイメージに。階段上部のあたりからダクトレールを設置し、可動式の照明を2つ取り付けています。階段下スペースに小窓を設けて、圧迫感をやわ和らげているのもポイントです。

CASE392 Lumber×Black

CASE392 Lumber×Black

階段下スペースのテーブルにPCを置くのもおすすめです。階段付近の天井にダクトレール照明を設置しておけば、自分好みの明るさに調節することができます。PCを置くことを見越して、壁の下方にコンセントも取り付けてあるのでとっても便利です。

ペットの遊び部屋&壁沿いのキャットウォーク

CASE416 The Cozy House

CASE416 The Cozy House

玄関入ってすぐの階段の下のスペースに小さな小部屋をつくって、ねこちゃんの遊びスペースにしました。壁沿いにはキャットウォークを合わせて設置。ねこと一緒に暮らす人におすすめの階段下スペース活用術です。

階段下スペースをおしゃれな収納棚に!

CASE382 サンライズハウス

CASE382 サンライズハウス

階段下のスペースに仕切りを備え付けて収納棚として活用しました。本やおもちゃなど、意外と収納するのが大変なものも一気に収納できて、場所も取りません。もともとはデッドスペースですが、収納もできて見た目も華やかになるのでおすすめです。

CASE530 ミクストメディア

CASE530 ミクストメディア

この実例のように可動式の棚を置いて収納エリアとするのも良いアイディアでしょう。収納したいものや気分によって家具を移動させ、スペースをいろんな形で使うことができるというメリットもあります。

まるでカフェギャラリー!「見せる収納棚」つき階段

CASE513 踊るハウス

CASE513 踊るハウス

広い玄関土間を入ってすぐ目に入ってくるのがこちらの階段。階段の側面に空洞を作り、ちょっとした小物やインテリアを飾るスペースにしています。玄関から入ってきた人たちを楽しませる雰囲気もあり、インテリアのように見せているところがポイントです。

ペンダントライトの陰影によって階段下トイレがグッとおしゃれに! 

CASE752 as CANVAS

CASE752 as CANVAS

階段下のおしゃれなトイレの実例です。壁一面を落ち着いたカラーで統一することで、コンパクトなスペースの圧迫感を抑えています。また、奥の棚にはアクセントカラーを使うことで、空間を引き締めました。

照明のペンダントライトに照らされて、階段の段差が浮き上がり、空間デザインとして機能しています。デッドスペースになりがちな階段下も、デザインやインテリア次第でおしゃれに演出することが可能です。

注文住宅なら階段下スペースの使い方も自由自在

デッドスペースになりがちな階段下のスペースは、トイレや収納などに利用できます。オープンな作業スペースやキャットウォークなど、注文住宅ならではのオシャレに活かせるアイディアも紹介しました。

なお、今回ご紹介した階段下の建築実例は全て、フリーダムアーキテクツが設計した注文住宅です。公式HPでは、500件以上の実例写真を公開中!フリーダムアーキテクツの無料作品集のお取り寄せは下記よりお申込みいただけます。ぜひこだわりの家づくりの参考になさってください。

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