リフォームとリノベーション。その違いとは?

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高齢化や人口減少に伴い、「空き家問題」が注目されるにつれ、優良な中古物件を上手く活用した自分達らしいライフスタイルを実現したいという方が、近年増加傾向にあります。
また、その傾向を後押しするように、金融機関から住宅ローンの種類が増えるなど、中古物件の購入がしやすい環境づくりが進んでいます。
そこで今回は、中古物件での暮らしを快適にするために多くの方が検討する「リフォーム」と「リノベーション」について解説していきます。

 

リフォームとリノベーションの違いは?

国土交通省が創設した住宅リフォーム事業者団体が運営するWEBサイト(マンションリフォーム推進協議会 レプコ)内では、以下のように記されています。

 

 

また、国土交通省が発行している「マンション建替えか修繕を判断するためのマニュアル」の中で、「修繕:劣化した建築物全体又はその部分の性能及び機能を実用上支障のない状態まで回復させること」、「改修:劣化等した建築物全体又はその部分の性能及び機能を初期の水準以上に向上させること」とされています。
そのことから、古くなった建物を新築同様の状態にすることをリフォーム、既存の建物に新たな価値を持たせることをリノベーションと定義しているようです。

 

リフォームって具体的に何をするの?

リフォームは、住宅設備やクロス、外壁など、壊れた箇所や老朽化した箇所など、表面的に見えている部分を新しくすることです。
例えば、現状の間取りで不満はないけれど「壁の傷みが気になる」、「キッチンやお風呂を新しいものに取り換えたい」という場合や、賃貸住宅で入居者の転居後に行う「現状回復」もリフォームになります。

リフォームのメリットは、工事費を抑え短い期間で完了できる点です。設備の入替の場合であれば仮住まいをすることなく終えることもでき、家賃と住宅ローンの支払いが被るといったこともないので、負担を大きく軽減することが出来ます。
デメリットは、間取りを変更するわけではないので、動線など暮らしに合わせた住まいの改善がされない点、住宅の表面的な部分の変更のため、建物の強度にかかわる内部の確認が出来ない点です。

 

リノベーションで叶えられることって?

 

リノベーションは、既存の建物に新たな価値を持たせることを目的としているので、要望を叶えられる幅が広いことが特徴です。
例えば、家族構成の変化に伴いライフスタイルに合わなくなった間取りの変更や耐震性・耐火性など、建物の安全性を高めることなどです。

中古住宅を購入するメリットは、希望するエリアでの暮らしを叶えやすいということです。新築物件の場合、マンションでも戸建て住宅でも希望するエリアで理想の住まいを叶えることは、コスト負担が大きくなる傾向がほとんどです。
しかし、中古物件であれば取得する際のコストを抑えやすいこと、また物件数も豊富なことが多く選択肢を広げやすくなります。
デメリットとしては、以前暮らしていた人に合わせた家なので、自分自身が使いやすいようにするには、コストと工事期間をかけてのリノベーションが必要です。また、物件によっては完全に希望通りの間取りが叶わない場合もあります。
かつ、中古の戸建て住宅に多いことではありますが、建物を支える柱が白アリ被害や腐食しており取り換えの必要が発生していたということが解体をして初めてわかる場合があります。
その場合、予定していた予算よりもコストが上がってしまったというケースが少なくありません。購入前に検討している物件をしっかり見極めることは非常に大切です。

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まとめ

中古物件を取り巻く環境は向上しており、年々市場も拡大しています。住宅取得の選択肢が増えることは、理想とするライフスタイルを叶えやすくなってきていると言えるでしょう。
どんな家の購入にも100点はありません、メリットデメリットは必ずあります。しかし、うまくデメリットに対して対処をしていけば、中古住宅も理想のライフスタイルをかなえる手段となりえます。
選択肢が増えたことは、「自分達が理想とする暮らしは何か?」、「叶えたいことや現在の課題点」を考え、家づくりを始めることが、充実した暮らしの実現に繋がります。

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