おしゃれでモダンな平屋の家!デザインの参考になる事例10選

38,596 view

新築の住宅と聞くと、総二階建ての家を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。しかし近年は、生活動線が楽であることや管理のしやすさから平屋の人気も高くなってきています。中でもデザインに重点を置いたモダンな平屋は、人気の高い住宅の一つであるといってよいでしょう。

平屋は、デザインの自由度が高いこともあり、住む人の生活スタイルや趣味、嗜好を十分に取り入れた建築も可能です。これから平屋を建てようと考えている人へ、デザインの参考になるよう事例を紹介していきます。

おしゃれでモダンなデザインの平屋が人気!建築実例を紹介

近年はモダンなデザインの平屋が注目を集めており、デザインにこだわって家を建てる方も増えてきました。一例として、フリーダムで手がけたモダンな平屋の建築実例を10例ご紹介します。

【事例1】自然素材にこだわった和モダン

CASE680 寛か(くつろか)な平屋

平屋は、古くから日本の住宅として馴染みがあり、和風デザインとの相性も抜群です。中でも、モダンな外装や内装に和のテイストを取り入れた和モダンの平屋は、世代を問わず人気があります。家の中央に大きなウッドデッキを設け、その周りを囲むように居住空間を配置したコの字型のレイアウトは、家族の暮らしを緩やかにつなぎます。

内装には無垢の木や漆喰など相性のよい自然素材を使用することで、古くから伝わる日本家屋のような安らぎのある空間を実現しました。

庭に向かって設けられた大きな開口部は、採光性の向上とともに家の中と外の隔たりをなくし、ゆったりとくつろげる空間の立役者となっています。平屋ならではの高い天井も、日々の生活にゆとりと解放感を与えてくれるでしょう。

広々としたリビングは細かに用途を限定せずに活用できるため、将来的な生活スタイルの変化にも対応してくれます。プライバシーを守りつつ居住空間からダイレクトにウッドデッキへ出入りできる和モダンの平屋は、子育て世代やペットがいる家庭も満足できる心地よい住まいです。

【事例2】夜は旅館のような落ち着きがある大人の和モダン

CASE721 落ち着きのある家

平屋の住宅デザインとしては、近代的な機能性と日本伝統の「和」の要素を融合させた「和モダン」も人気です。スタイリッシュな外観に、ナチュラルさと温かみをプラスしてくれます。

平屋の住宅では、採光のために中庭を取り込むことも多く、玄関から見える緑は来客の目を楽しませるのに最適です。木材をふんだんに使った木目調デザインの大空間リビングは、家族の食事や生活を暖かく彩ってくれるでしょう。

和モダンの家では和室を設けることも多いです。中庭に面する大きな窓を備えた和室は、昼は明るく、夜は間接照明の柔らかい光に包まれた憩いの空間になります。家族のリラックススペースとしての活用はもちろん、客間や趣味の部屋としても最適です。

おしゃれさと住み心地を兼ね備えた家として、暮らしを優しく見守ってくれます。

【事例3】ナチュラルでスタイリッシュなモダン

CASE634 アトリエを持つ家

中庭を中心とした平屋は、居心地のよさと機能性を兼ね備えており、ナチュラルで開放的な毎日を演出してくれます。住空間は中庭を囲むように設計しているため、玄関ホールやリビングなど、いる場所を選ばずに庭を眺めることも可能です。中庭にシンボルツリーを配置すれば、木の成長とともに家の経年を楽しめるでしょう。

シンプルな内装ですっきりと仕上げられたリビングは、現代的でスタイリッシュな空間です。天気がよい日は窓を開けてリビングと中庭をつなぎ、吹き抜ける風を感じられます。

リビングから続くダイニングは、間仕切りこそないものの、つながりが緩やかになるよう工夫されていて安心です。外観はベージュとブラウンを基調とし、落ち着きのある和のテイストを取り入れつつも、すっきりとした端正な佇まいを実現しました。

スローライフに合うイメージが強い平屋でありながら、都会的な生活スタイルにもしっくりとなじむ家となるでしょう。

【事例4】田園風景の広がる伸びやかな敷地に馴染むモダン

CASE671 実りの平屋

モダンなデザインの平屋は、緑豊かな地方での暮らしにもよく馴染みます。背が低く景観を邪魔しないことや、シンプルなデザインが自然と調和することが理由の一つです。白い外壁に木目調でアクセントをつけることで、温かみとスタイリッシュさを両立できます。

平屋で検討したいのが縁側です。柔らかく日差しの差し込む縁側は採光にも適しており、家族のくつろぎスペースとしてもおすすめです。縁側につながる砂利敷きの庭は、和の雰囲気を演出するだけでなく防犯にも効果的があります。

大空間のLDKを中心に据え、寝室や水回りを回りに配置することで、自然と家族が共有スペースに集まる構造にできます。LDKに面する和室は障子で仕切ることができるため、子どものおもちゃが散らばっていても急な来客に困ることはありません。

家族の空間とプライベートを両立した機能性の高い住宅です。

【事例5】懐かしさを感じる大屋根の和モダン

CASE649 光の通り道

伝統的な日本家屋の特徴でもある大屋根は、和モダンの平屋にもぴったりです。鮮やかな漆喰の白と本焼杉の黒のコントラストは重厚感のある外観のアクセントとなり、モダンな雰囲気を醸し出します。

和の趣あふれる玄関は、正面に和室を配置するといったこだわりのレイアウトです。和室は襖と障子に囲まれた本格的なつくりで、大切なお客様のおもてなしにも活躍してくれるでしょう。

リビングとダイニング、和室は緩やかにつながっており、ワンフロアならではの解放感があります。一方、リビングとダイニングの天井高には段差が設けられており、メリハリのある空間です。

高級な隠れ宿を思わせるバスルーム周りは自然素材にこだわった内装です。暖かみのある床材は素足の心地よさを実感できるでしょう。すべての内装を上品に仕上げることで、こだわりのある個性的な家具や和風のインテリアも自然になじみます。今後、変化するであろう生活スタイルにも柔軟に対応できる、機能的な住まいです。

【事例6】閑静な住宅街に佇むシンプルかつクールなモダン

CASE711 「遊」・「作」

平屋の大きなメリットの一つが、デザインへのこだわりを反映しやすいところです。ホワイト系の金属サイディングを利用することで、外観が引き締まりクールな印象に仕上がっています。

目の前に中庭が配置されている玄関は、開放感のある明るい空間です。LDKと居室、水回りは中庭を中心に配置されており、採光が確保されています。夜間もダウンライトで照らされており、薄暗さを感じさせません。

居室やLDKは、白い壁に木目調の床を採用し、明るく暖かい雰囲気に調節されています。洗面所やトイレはグレーの床や黒の洗面ボウルを配置してアクセントを付けました。明るいながらスタイリッシュな印象です。

平屋独特の「横に広い」大空間を生かし、洗練されたデザインのなかで4人家族がのびのびと暮らせる家となりました。

【事例7】居棟とガレージが分かれた立体感のあるモダン

CASE698 「景の家」

居棟とガレージを別で設けることで、通行人からのプライバシーを確保しつつ、敷地の奥行きを演出しています。外壁の素材を揃えることで、家全体の外観に調和を持たせました。

豊かな植栽が迎える中庭を抜けて中に入ると、奥に広々と伸びる玄関土間が位置しています。扉や棚に木を採用すれば、無機質になりがちな土間の玄関もナチュラルさをプラスできます。汚れても掃除のしやすい土間は、趣味のスペースを兼ねることも可能です。

LDKには中庭に面した大開口が設けられています。シンプルになりすぎることもある白い空間に、床や階段の素材に木を使うことで、明るくスタイリッシュでありつつも優しい暖かさのあるスペースになりました。

【事例8】建物に広がりを感じられるシンプルモダン

CASE685 flat scale

グレーの外壁材をふんだんに使用することで、白ベースのオープン外構とコントラストを演出できます。周囲の開けた土地と、四角形の奥行きある建物が調和し、立体的で広がりを感じるデザインになりました。

内部は玄関を中心に左右に分かれる構造です。クールな外装とは対照的な明るくナチュラルなデザインとなっています。

土地が広く奥行きのある構造の平屋は、空間を生かして内部に開放感を持たせられることが特長です。奥に伸びるカウンター型のダイニングテーブルが広さを演出し、大開口から注ぐ光が家族の暮らしを照らします。

各部屋の収納は、すっきりと使えるよう工夫されており数も豊富です。住む人に寄り添い、デザインと実用性を両立させた住まいとなっています。

【事例9】明るい光を取り込むナチュラルモダン

CASE661 環(めぐる)いえ

家の中心に中庭を設けることで、各部屋への採光がしやすくなります。中庭を建物で囲むような構造を採用することで、プライバシーを確保しつつ明るい光を取り込めるようになりました。

内部は床と天井に木材を採用することで、ナチュラルでリラックスできる雰囲気にできます。LDKはひと続きですが、キッチンの壁とダイニングはタイルとコンクリート調の内装にしてメリハリをつけました。これにより、広さを損ねることなく空間を分けています。

ウッドデッキの広い中庭は、子どもが走れるほどのスペースを確保した空間です。LDKの引き戸を開けるとすぐにアクセスできるため、くつろぎながらの子どもとのコミュニケーションや、外での食事にも活躍できます。

中庭を中心に据えて輪のようにつながる家は、家族の気配を感じる安心の住宅です。お互いを見守りながら、のびのびとした暮らしが実現できるでしょう。

【事例10】平屋の格好良さを追求したモダン

CASE515 WALL

建物のデザインにこだわれることも平屋の強みです。壁が飛び出すような個性的なデザインは、平屋の格好良さを追求して生まれました。それぞれ異なる外壁材で色分けされた、遊び心のある外観です。

個性的な外観とは裏腹に、内部は広々と落ち着いた内装となっています。LDKは木材と白い壁、黒色の天井を採用しています。木のナチュラルさと、アクセントである天井のブラックのクールさが絶妙に混ざり合った、こだわりのデザインです。

LDKは側面に大開口を設けて採光を確保しているため、日中は電気を付けなくても明るい空間です。引き戸を開ければ中庭にすぐにアクセスできます。

平屋ならではのこだわりが詰まった住まいです。

おしゃれな平屋を建てるときのポイント

おしゃれな平屋を建てるときは、いくつか抑えておくべきポイントがあります。重要な注意点を二つ紹介します。

外観や内装のイメージを写真で伝える

「おしゃれな平屋」といっても、人によって好みは異なります。そのため家を建てる際は、設計者とのイメージの共有が大切です。完成像のイメージに差があると、理想の家にならないかもしれません。

イメージの相違をなくすために、写真の活用がおすすめです。InstagramやPinterestなどを使い、イメージに近い家を探して共有すると、より伝わりやすくなります。好みの実例写真を集めてみてください。

平屋の建築実績が豊富な設計事務所に依頼する

平屋には二階がなく、天井高を比較的自由に設計できます。そのため、外観デザインにこだわりやすいことも平屋の魅力です。

平屋の外観にこだわりたいのであれば、平屋の建築実績が豊富な設計事務所に依頼してみましょう。実績がある分アイデアの引き出しが多いため、抽象的なイメージを具体化する思わぬ提案を受けられるかもしれません。

また、設計事務所の過去の実例からイメージを共有しやすく、デザインと実用性を両立させるノウハウも豊富です。

モダンな平屋の家に住もう!

家を建てるときは、目先の生活スタイルを重要視しがちになります。しかし、人間の生活スタイルは生涯変化しないわけではありません。今は子供部屋が複数ある家が理想だけれど、数十年後にはワンフロアで夫婦穏やかに暮らせる家が欲しくなることも考えられるでしょう。

家はそう何度も建てられるものではないため、将来の生活スタイルも見据えた計画が必要になります。従来、日本の住宅は部屋ごとに用途を限定せず、フレキシブルに空間を活用していました。これは、長きに渡り同じ住まいで暮らしていくための工夫といえるでしょう。

一方、現代の生活は共働き世帯の増加や家族構成の多様化が進み、効率化が求められることも少なくありません。それは家においても同じことがいえるでしょう。

昨今のモダンな平屋には、伝統の住まい方と現代の生活様式を融合させた魅力があります。大人も子どもも、世代を超えて自分と家族の生活を楽しめる家を建てたいと考えるのなら、平屋は現実的な選択肢です。

おしゃれでモダンな平屋のデザインは豊富にあります。紹介した事例を参考に、家族が幸せに暮らせる理想の家を考えてみましょう。

注文住宅の「平屋住宅」特集

フリーダムアーキテクツには「家づくり」に関する各種相談窓口がございます。

家づくりを検討されている方、土地をお探しの方、新築・中古問わず住宅の購入を検討されている方、すでにフリーダムアーキテクツとご契約されている方など、どのようなご相談にも無料でお答えいたしますので、お気軽にご相談ください。

フリーダムアーキテクツでは、家を建てたい方に役立つ情報満載の資料を無料プレゼントしています。過去にフリーダムが手がけた平屋の実例が多数掲載されていますので「建てたい家のイメージが持てない・・・・・・」という方におすすめです。お気軽にご相談ください。

◆◆「フリーダムアーキテクツが手掛けたデザイン住宅の作品集を今なら無料でお届けします。

カテゴリー:

新着記事

おすすめ記事