LiVES2019年2月号


フリーダムアーキテクツデザイン代表取締役社長 鐘撞正也さんに聞く
2019年、フリーダムが提案する住まいづくりの形。

住宅の建て方、購入の仕方が多様化している中、ゼロからつくる「注文住宅」にこだわり続けるフリーダム。
2019年の住まいづくりについて聞きました。

text_Jun Manabe photograph_Asami Uchida


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年間約400棟の注文住宅を手がけるフリーダムは、独立系の建築設計事務所では受注件数トップクラスの実力。技術、サービスの両面で、さらに進化を続けている



住宅産業が多様化する中、自由設計の注文住宅にこだわり続ける理由は何でしょう?

【鐘撞】
「ライフスタイル同様、理想の住まいは、お客様一人ひとり違いますし、フリーダムでは規格型住宅のような単一のパッケージでおさまるものではないと考えています。住まいは設計者がお客様に寄り添い一緒につくりあげるもの。最初からそのスタンスに変わりはありません。現在は、お客様がこだわりたい部分には手をかけ、そうでないところは徹底的に効率化して、クオリティとともにコストパフォーマンスを高めています。実際、2017年に設計、施工を手がける子会社『アーキ&テクノロジーズ』を立ち上げたことで、従来に比べて施工のコストパフォーマンスは大きく上がっています。その甲斐もあり、昨年度は関東だけでも70棟を手がけることができました」


テクノロジーを駆使した新サービスを展開

【LIVES】
3Dパースを使った打ち合わせが「わかりやすい」とお客様から好評です。

【鐘撞】
「3Dは今後も活用していきますが、さらに最新テクノロジーを駆使したワンストップ提案も考えています。例えば、先の子会社ではBIM(Building Information Modeling)を活用したシステムを導入しました。これにより3Dパースに部材の仕様や、面積、コストなどのデータを一括表示し、設計、施工の変更、修正にいち早く対応できます。お客様は立体的なグラフィックで完成した住まいを体験できるうえに、ヴァーチャルリアリティで家の中を歩いたり、打ちあわせで出た変更をすぐに3Dで確認することもできるんです。これに土地探しの機能を組み合わせ、候補の土地の形状に合わせてどんな家が建てられるか、3Dでシミュレーションするサービスも準備中です」

【LIVES】
土地探しから施工までテクノロジーを使って一括管理、サポートしていくわけですね。

【鐘撞】
「そうですね。こうすることで、設計者が設計図を作成したり、工事の指示を出す時間を大幅に短縮でき、本来の仕事である、お客様との打ち合わせに専念できるんです。フリーダムでは営業マンではなく設計者が直接お客様の窓口となって対応していますから、よりコミュニケーション重視の住まいづくりができるようになると考えています」

【LIVES】
お客様の相談窓口となる事務所も着々と増えてますね。

【鐘撞】
「2017年に大宮、立川、藤沢に開設し、昨年11月に九州に新事務所『北九州スタジオ』ができました。スタジオは東京を中心に拡大傾向にあります。期間限定のモデルハウス『まちかど展示場』も現在4カ所で施工が進んでいて、今後も増やしていく予定です」


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地盤、構造ともに災害に強い住まいを提案

【LIVES】
昨年は災害が多発した年で、「耐震」は今や住まいづくりの重要なキーワードになってきています。フリーダムの掲げる安心・安全な住まいとはどんなものですか。

【鐘撞】
「一般的には、住宅のデザインと耐震構造の追究は相反してしまいがちですが、フリーダムでは両者を両立させることが当たり前です。構造計算も行い、耐久性、耐震性をしっかり数値で割り出したうえで住宅のデザインを提案しています。さらに、地盤解析の専門集団『地盤ネット』と業務連携して、不動産の価値判断から抜け落ちていた〝地盤の安全性〟にも着目しました。このように、安全で価値ある土地と住まいを一緒に提案できるのもフリーダムならではの特徴なんです。今後も、地震保険を必要としない住まいづくりを目指していきたいですね」

【LIVES】
人生100年時代といわれていますが、長いスパンで住まいを考えるお客さんは増えましたか?

【鐘撞】
「それがそうでもないんですね。フリーダムを訪れるお客様は、終の住処というよりも、今の暮らしを楽しめる住まいを求める方が多いんです。もちろん耐震性や、子どもの成長などのライフステージの変化に対応してほしいというニーズは共通していますが、将来を優先して考えるよりも、今の趣味やライフスタイルにフィットする住まいづくりを望むお客様の方が、圧倒的に多いですね」

家に居る時間が楽しくなる満足度の高さを究める


【LIVES】
注文住宅を考えている人に、アドバイスをお願いします。

【鐘撞】
「日本ではメーカー等の規格型住宅が8割を占めると言われていますが、パーソナリティを大切にした自由設計は住まいづくりの醍醐味ですし、世界でたった一つの注文住宅は、住むほどに家で過ごす時間が楽しくなります。しかし、注文住宅は完成するまでに何かとパワーがいるのも事実。そこを楽しめるかどうかが鍵なんです。そのためにも、『建ててみないと分からない』というリスクを回避し、住まいの完成イメージを共有する最新テクノロジーは有効です。これらは、業界の人手不足や高齢化という深刻な課題のソリューションにもなり得ると捉えています。最新のテクノロジーをベースにして、フリーダムの設計・施工のクオリティとスピードを強化し、5年後の2024年には年間1000棟になることを目標に、今年も突き進んでいきます」

いかにテクノロジーを導入しようとも、フリーダムの中心には、〝住まい手の理想を叶えるオンリーワンの住まいづくり〟というテーマが常にある。2019年も、そんな想いが詰まった住まいが、次々と誕生しそうだ。


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「群青」と名付けられた家族5人が暮らすこの3階建住宅は、2018年3月に完成した。土地探しからフリーダムが担当し、土地契約時に地盤調査を実施。これに加えて業務提携している地盤ネットの「微動探査調査」を取り入れ、体感できないほどのわずかな振動を観測した。 「従来の地盤調査と合わせて、微動探査による地盤の揺れやすさ(表層地盤増幅率)が数値化された『我が家の地震カルテ』の診断レポートをお施主様にご提示しました。診断の結果は、地盤の強さやバランスの良さに加えて、地震の揺れやすさも中程度の地盤でした。建設地の揺れやすさを数値として把握する事で、地震に備えた家づくりが可能になり、またその特性を“見える化”した事が、お施主様の安心感にも繋がったと感じています」と設計を担当した岩堀貴史さん。プライバシーを守りながら、高い位置からの光を取り入れるという岩堀さんの提案とともに、施主が求めたテーマカラーも外壁や室内のアクセントとしてバランスよく生かされ、安全性とデザイン性が両立した満足のいく住まいが完成した。




■LiVES(ライヴズ)
デザイン住宅、デザイナーズ・マンション、リフォーム&リノベーション、建築家など、
スタイルのある住宅を手に入れるための情報誌
隔月刊誌:奇数月15日発売  発行: 株式会社第一プログレス
http://www.livesjapan.com/

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