LiVES2019年8月号


FREEDOM GALLERY
開く、閉じるのメリハリが生み出す、心地よい開放感

人通りの多い道路側は窓を最低限に抑え、その反対側は、思い切り開く。オープンリビングにもなるテラスから室内の吹き抜け、通り土間へと光と風が通り抜け、いつでも家族の一体感を感じることができる。敷地形状を考慮したフリーダムの設計力が光る、オンリーワンの住まいだ。


text_Haruko Hamahori photograph_Takuya Yamauchi


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「この家に暮らして約1年。家族4人、本当に快適に暮らしています」と笑顔で語る青木さんご夫妻。自分たちらしい家を建てたいと設計事務所をネットで探すうち、フリーダムに行き着いたという。
「フリーダムの事務所に行って理想の住まいやライフスタイルなどを伝えたら、その場でどんどん話が膨らんだんです。現地まで足を運んでくれた親身な対応や、こちらの想いをまとめてくれたプランの完成度に、迷わず依頼を決めました」とご主人。

 土地探しから家づくりをサポートしているフリーダムだが、青木さんの場合は大きな土地がすでにあったため、設計から依頼。敷地形状を見ながら、道路と通りを挟んで集合住宅がある北側は開口部を必要最小限にセーブ。2階の廊下に横長の高窓を設けたのみとし、外部からの視線を完全にシャットアウトした。一方、南側は土地の広さを活かし、隣家と程よい距離をとりながら思いきり開くプランに。窓も周辺の緑が借景となる絶妙な位置に多数配して、のびやかに視界を採り込んでいる。

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プライバシーを守りながら〝開かれた家〟を実現

「敷地が部分的に防火地域だったので、敷地内の延焼ラインにかからないように家を配置するなど、コストが上がらないように配慮しました」  そう語るのは実施設計を担当した濱中貴広さん。室内を縦に貫く通り土間はご主人の希望を反映したものだが、濱中さんはさらに、キッチン・ダイニングとリビングをつなぐ2つの飛び石を提案。フローリングと同じ素材にし、向きや間隔など細部にもこだわったという。

 奥様がリクエストしたアイランドキッチンとオープンリビングとして使えるテラスも実現。親子で食事をしたり、友達を招いてパーティを開くことも多いという。
「飛び石のある土間は行き来がとてもスムーズで、子どもの遊び場所にもなっていますね。我が家ではホームパーティーをよく開くのですが、この土間は友人の子どもたちにも好評です」と奥様。パーティーの際は、料理好きのご主人もキッチンに立って腕を振るう。
「キッチンにいてもテラスやリビングなどにも目が行き届くので、会話しながら料理ができて楽しいですね」とご主人。壁や建具で仕切らない一体空間であることが、自由度と開放感を高めているようだ。2階には吹き抜けに沿ってオープンな造作カウンターもある。

「空間の基調色を白とブラック、ブラックウォールナットで統一しているのも、空間がすっきり見えるポイントです」(濱中さん)  土間が室内外をつなぎ、仕切りのない空間が家族や来客との交流をスムーズにする。開放的な空間の中に、どこにいてもお互いの気配を感じていられる安心感が満ちていた。


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■LiVES(ライヴズ)
デザイン住宅、デザイナーズ・マンション、リフォーム&リノベーション、建築家など、
スタイルのある住宅を手に入れるための情報誌
隔月刊誌:奇数月15日発売  発行: 株式会社第一プログレス
http://www.livesjapan.com/

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