大阪市の
注文住宅と建築実例

#エリアの基本情報
まず、大阪市ホームページの「推計人口」によると、市の人口は270万～280万人で安定しています。面積は約225平方kmです。（参照：【大阪市】推計人口（毎月1日現在）・人口異動、【大阪市】大阪市の概要）
大阪市はオフィス街なので社会人の人口比率が高く、全国有数の人口密度を誇っています。明治時代に市制が導入されてからというもの、大阪市は関西の経済の中心として重要な役割を果たしてきました。また、大阪市は県庁所在地でもあります。大阪府の政治が日々行われている場所でもあり、府民の注目度はかなり高いといえます。そのほか、梅田や難波などの繁華街も連日にぎわっており、若者文化のメッカとしても全国から注目されてきました。

#さまざまな路線が交錯する
大阪市は数多くの公共交通機関が運用されていることで有名です。特に地下鉄が充実していて、大阪市内で人気の交通手段となっています。谷町線、中央線、四つ橋線、鶴見緑地線、谷町線といった地下鉄を乗り継げば、かなり広範囲にまで移動が可能です。また、JRのほか、近畿日本鉄道、京阪電鉄、阪神電車、阪急電鉄、南海電鉄も営業しており、他の都道府県と大阪府を結びつけています。また、大阪駅は大阪市内でハブの役割を果たしているほか、高速バスの停留所としても知られているスポットです。その結果、大阪市は全国からの旅行客、ビジネスパーソンに加えて外国人なども集まってくる傾向にあります。

#アメリカ村
西心斎橋に広がっているショッピング街の通称です。70年代にアメリカからの輸入品を扱う店舗が増えたことから、この通称が定着し始めました。21世紀に入っても若者文化の中心として、数々の古着店やアパレルショップが軒を並べています。また、音楽の街としても知られており、レコード店やライブハウスのほか、ヒップホップ関連のショップが並んでいます。そのほか、スイーツ店や映画館などもあるので、ファミリー層が休日に楽しむ場所としても定番化しました。

#茶屋町
人ごみの多い梅田の中で、やや閑静な雰囲気を味わえるエリアです。地下鉄を上がってすぐの場所にあるのも、人気の秘訣となっています。主にファッション関係の店舗が多いほか、雑貨店やカフェなど隠れた名所が多いのも特徴です。大型の本屋、総合デパートも揃っているので、ふらりと立ち寄って買いたいものを探してみるのもひとつの楽しみ方でしょう。夜になると大人っぽいバーやバルが営業を始め、華やかなムードに包まれます。大阪市で働く社会人には、茶屋町に行きつけのお店を持っている人も少なくありません。

#道頓堀
国内外の観光客で繁盛している、大阪市を代表するグルメエリアです。通称は「食い倒れの街」で、たこ焼きやラーメン、串カツ、うどんといったB級グルメのメッカです。手ごろな価格で美味しいメニューを食べられるメリットがあります。飲食店が集中しているので、食べ歩きをするのに適しています。社会人向けの飲み屋、高級店も点在しており、大人の社交場としても愛されてきました。足を運ぶたびに、大阪独特の人情と活気を体感できるエリアです。

#モンシェール
「堂島ロール」で一躍有名になった洋菓子店です。ふわふわのスポンジケーキで生クリームを包み込んだロールケーキは、全国的に絶大な知名度を誇っています。大阪市を訪れた旅行客やビジネスパーソンは一度その味を体験したいと、連日、北区にある本店に列を作っています。すでにモンシェールは東京のほか、海外にも進出しているものの、本店が持つこだわりはいつの時代も一級品です。大阪市に住めば、堂島ロールを身近に楽しめるのも楽しみのひとつとなるはずです。

#はなだこ
JR大阪駅の近く、食堂街に位置するたこ焼きの名店です。お昼どきや夕方になると、お腹を空かした人々で長蛇の列ができています。その外見はいたってシンプルで、見た目だけだと平凡な印象を持つ人もいるでしょう。しかし、実際に口の中へと運んでみると、とろける衣と歯応えのあるたこが素晴らしいハーモニーを奏でます。サイドメニューのたこせんも人気で、合わせて堪能してみるのもよいでしょう。会社帰り、ビールと一緒にはなだこで空腹を満たせるのは、大阪市在住者の特権といえます。

#中崎きりがね食堂 茶屋町店
大阪のグルメといえば、「串カツ」も外せません。「ソースの2度漬けは禁止」など、独特のルールがあるのも大阪人のこだわりを感じさせます。中崎きりがね食堂の茶屋町店は広々としたスペースが快適で、ファミリー層でも気軽に訪れることができます。とにかく串の種類が豊富であり、肉はもちろん、野菜や海鮮類も試してみたいところです。女性でも足を踏み入れるハードルが低いので、主婦同士の息抜きなどにも利用されています。

#建築予定の土地をしっかり選ぼう
日本でもトップクラスの都市部である大阪市は、全域的に土地の価格が高くなる傾向にあります。そのため、他の地域と比べると費用が高くなる可能性が高いでしょう。ただ、大阪市は公共交通機関が充実しているので、住むのが郊外になってもそれほど不便には感じません。注文住宅を建てる際には慎重に建てる場所を検討し、できるだけ費用を抑えられるよう意識しましょう。また、住宅街では道幅にも要注目です。４メートル未満の道に接している土地では、道路の中心から2m以内に建物を作れません。人口密度が高いエリアだけに、必ずチェックしておきたいポイントです。

#間取りを考えるときの要点
まずは、「癒し」を重視してみましょう。なぜなら、大阪市での生活は精神的に疲れることもあるからです。確かに、大阪市にはいろいろなお店や施設があります。買い物や娯楽で苦労をする場面は多くありません。そのかわり、満員電車や渋滞、人ごみなどは日常的な悩みとなるケースもあるでしょう。会社に行って帰ってくるだけでも重労働となることもあるので、そうした場合はリラックスできる時間が確保しにくいでしょう。せめて、自宅にいるときくらいはくつろげるようにすると、気分転換をスムーズに行えます。

また、大阪市では家の中で広々とした空間を確保するのが難しくなることもあります。そのような場合、家のどの部屋に面積を割けば住み心地がよくなるか、プロフェッショナルに相談しながら決めるようにしましょう。